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VOL.1 『ライフセービングを始めるまで』
投稿者 東京都 M.E

26歳の3月。大学を卒業し、就職して2年目、仕事に突っ走ってきた僕は突然考えた。 (今の僕からは想像できないがマジです!)このままでいいのだろうか?

 体力の低下に気付き、仕事につまづいた、というきっかけからスポーツをしてもっと大きな自分になろう。と思った。

 しかし、今までスポーツなんてしたことがない(スポーツをしたことがないというか、嫌いだった)僕は何をしようか、すごく悩んだ。

 とりあえず自分を追い込みたい、追い込んで今までとは違った自分になりたい、という気持ちがあったので、「フルマラソン」と、はじめは思った。ゴールすると世界が変わって見える、というあの言葉にひかれて。

 しかし、飽きっぽい僕は、ランニングを始めても、長く続かないような気がした。そんな時、雑誌にトライアスロンの記事が載っていた。【もちろんターザンである(笑)】こんな過酷なことができたらかっこいいな、すごい根性がつくんだろうな、3種目もあるから飽きないかなと思った。友人にトライアスリートがいたのでそいつに相談し、トレーニングを開始した。

 順調にトライアスロンデビューも果たし、最初の目的からはかなりずれて来てしまい、トライアスロンが大好きになった。これが、ライフセービングを始めたきっかけだ! (ちょっとわかりづらいと思いますが、僕は本当にこれがきっかけだと思っています)

 3種目の中で最も好きになったのが水泳だった。(普通はバイクらしい) せっかく泳げるようになったのだから、これを何かに活かしたい、もっと、水泳のレベルを向上したい、と思っていた。

 そんな中、アパートの契約更新で、引越しの準備の為に部屋の掃除をしていたら、以前本屋で買った『ライフセーバー』という写真集のようなものを発見した。 (当初、トライアスロンをやるかライフセービングをやるか悩み雑誌を購入していた。しかし、泳げない僕はトライアスロンを始めた)

 以前はわからなかったが、ベーシックサーフライフセーバーという資格条件の水泳タイムなどを、自分のレベルと比較できるようになっていた。いける!と思い、5日間の講習会を申し込もうと思った。

 しかし、それの行動には、とても勇気が必要だった。どんなことをやるかもわからないし、仕事を休んで5日間も講習を受けて、資格が取れなかったときのことや、見知らぬ人と5日間も過ごす不安などがたくさんあった。彼女にも相談し、ダメ元で講習会を受けることを決心した。

 トライアスロンを始めて「何をやるにも遅いなんてことはない!」と気付いたことが僕をバックアップしてくれた。

 この5日間の講習会で知り合ったメンバーがとてもいい奴ばっかりだったので現在、ライフセービングにはまってしまった自分がいると思う。

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